意外と知らない?Paracetamol(Panadolの主成分)について


スクールホリデーが終わり、学校が始まって早2週間目。 皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか? 我が家では、私がスクールホリデーが始まった途端に風邪を引き、ただの風邪だと甘く見た結果悪化させてしまい、ここ数日でようやく調子が戻ってきたところです。 風邪引いちゃったな、と思った時点でGPに行けば良かったのですが、’ホリデー中に色々連れて行ってあげる’と子供たちに約束していたこともありますし、

市販の風邪薬を飲むと面白いくらいに効き目があって、具合の悪さはどこかに吹き飛んでしまうので、それを良いことに子供たちと一緒に外出し、4〜5時間後に帰宅すると

ゾクゾクと悪寒が戻ってきて、途端に咳き込み始める。 そこでまた薬を飲んで寝て、翌朝もまた薬を飲んで、また出かける。帰ってきてまた悪寒が始まり。。。の繰り返し。きっちり一日中休むことをしませんでした。 治らないわけです。 結局ホリデー2週目の半ばにGPに行き、抗生物質を処方してもらってようやく回復してきたわけですが。 おかげでFacebookもブログも何もかも更新できず、反省しきりです。 でも、具合の悪かった日々の中で、「まるで魔法のように効くこの市販薬って一体なんなんだろう?」と含まれている成分を調べる中で、その薬にも主成分として含まれていたParacetamolについても調べて面白いことがわかりましたのでご紹介したいと思います。

このParacetamol、皆さんもご存知の通り、オーストラリアの国民薬とも言うべきPanadol(マレーシアのGSK社/グラクソ•スミスクライン社製)の主成分です。 妊娠中や授乳期の女性や、乳幼児も服用することのできる※Panadol。風邪をひいたとGPに行っても、「とりあえずPanadolを飲んで様子を見ましょう」と言われたことがある方は多いのではないでしょうか。

(Panadolの商標がついた薬にはいくつか種類がありますが、ここではごくシンプルにParacetamol単体でできているEveryday Pain ReliefとしてのPanadolについて書いています。) さて、Paracetamolが実は、日本で言うところのアセトアミノフェンだということ、

皆さんご存知でしたか? 私は今の今まで、というか、今回調べるまで全く知りませんでした。 (もし皆さんが既にご存知でしたら、すみません!!)

国際的にはこのParacetamolが一般的な呼称だそうで、日本では米国一般名のAcetaminophenの方が取り入れられていた、ということになるようです。

Wikipediaによると、「解熱鎮痛薬の一つであり、軽い発熱や、寒け、頭痛などの症状を抑える解熱剤、鎮痛剤として用いられる薬物の主要な成分の一つとなっている。」 だそうです。 また、「アセトアミノフェンはアスピリンやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)と異なり、抗炎症作用をほとんど持っていない。また、正常な服用量では、アセトアミノフェンは非ステロイド性抗炎症薬と異なり、胃を刺激せず、血液凝固、腎臓あるいは胎児の動脈管収縮などの影響がない。また、オピオイド系鎮痛剤(モルヒネなど)と異なり、興奮、眠け、などの副作用がなく、依存、耐性および離脱症状に関する問題が完全にないという利点を持つ」とのこと。 つまり解熱鎮痛剤の中では、炎症に対する効き目は一番弱いものの、副作用が穏やかで最も安全性に優れている成分だということですので、乳幼児や妊婦でも服用できるというのも納得!ですね。胃に優しく空腹時でも飲める(悪寒がする時はNGだそうですが)というのも、具合の悪い時には嬉しいところ。

さてご参考までに、日本でのアセトアミノフェンのお薬と言うと、

アセトアミノフェン単体の市販薬では、武田薬品工業のタイレノールA。 処方箋の必要なお薬としてはカロナールが有名です。

また、腰痛用の薬として売り出されているラックル速溶錠という錠剤もアセトアミノフェン単体です。 タイレノールAに含まれるアセトアミノフェン(Paracetamol)の含有量は、

300mg/1錠。1日に3回、1回1錠を服用が目安で、1日に最大5錠、1500mgまでが望ましいとされています。

対するオーストラリアの大人用のPanadol(錠剤)に含まれる量は500mg/1錠。 これを4〜6時間おきに1回1〜2錠の服用が目安で、最大で8錠、4000mgまでとされています。 うーむ、1錠に対するアセトアミノフェン含有量も、目安の服用量もオーストラリアの方がだいぶ多いですね。 ただし、規定としては成人は1回当たり300mg〜1000mg、1日の総量では4000mgというものがあるそうで、(「インフルエンザにカロナール!アセトアミノフェンの効果と市販薬」より)、オーストラリアの目安服用量も規定の範囲内のようですね。 この辺りは、一般的な体格の違いもあるかもしれませんし、服用量に対する考え方が国によって異なるのかもしれません。 気になる方は、GPやPharmacyで確認してみると良いでしょう。 日本ではアセトアミノフェン単一ではあまり効果がないとのことで、アスピリンとカフェインなどを加えたお薬があります。エキセドリンエースや2014年に出荷終了したバファリンプラスなどがそれです。 ご参考までに、画像の中に写っているNUROFENの主成分はイブプロフェンです。 「Panadolが体質に合わない場合はNUROFENでもいい」とGPで聞いたことがあり、 同じような解熱鎮痛剤として持っていたものです。 こちらについてはまた別途、記事を書きたいと思います。 私は元々頭痛持ちなので、日本ではバファリンA(主成分はアスピリン)を常備していました。こちらに来てからもしばらくバファリンに頼っていたのですが、妊娠•出産の際にドクターやミッドワイフからParacetamolを渡されていたので、「いつでも安心して飲める解熱•鎮痛剤なのだな」と認識し、以来ずっとParacetamolのお世話になっています。

Paracetmolとはそもそも何ぞや?との疑問が浮かばなかったのはなぜなのだか、今となってはそちらの方がナゾなのですが、かれこれ7〜8年何の疑問も持たずParacetamolに頼り切ってきたわけです。 今回、パラセタモールという「日本では聞いたことがないけれどもいつでも飲める安心なお薬の成分」が実はアセトアミノフェンだったのだとわかり、妙にスッキリした気分でした。 今現在はインフルエンザが流行っているわけではありませんが、

「インフルエンザにパナドールが有効」という記事がわかりやすかったので、 興味のある方は見てみて下さいね。 また、日本でのアセトアミノフェンを含むお薬の一覧がこちらのページにまとめてありましたので、ご参考に。

#オーストラリア薬パナドール

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